嵐雲 (Storm Clouds)

北米先住民ナバホ族のあやとりです。手順を繰り返すごとに雲を増えていきます。たくさんの雲を作るためには長い紐を用意する必要があります。

最初の構えから1つまで

1.図のように「マレーの構え(人差指の構え)」を作ります。
 左下から右上に走る糸が、左上から右下に走る糸よりも手前にくるようにしておいてください。
 (反対の方がやりやすければそれでもよいですが、2.において左右逆にしてください。)

  



2.人差指の手前の上下の糸の間から、左の親指で人差指の向こうの上の糸をとり、右の親指で人差指の向こうの下の糸をとる。

 

3.左手の中指、薬指と小指を人差指の下の輪に下から入れて、、右手の中指、薬指と小指を人差指の上の輪に下から入れて、
 人差指の手前の上の糸をつかみ(指の腹側)、ひきおろす。
 以下、「つかむ=指の腹側で糸をひっかける」ということにします。

 

4.中指で人差指の手前の下の糸をつかみ、ひきおろす。このあいだに、薬指と小指でつかんでいた糸をはなす。

 



5.中指の輪に薬指と小指も入れて、親指をはずすとできあがり。



 嵐雲(1つ)

一つから二つへ

6.親指を中指、薬指と小指でつかんでいる輪にこちら側から入れて、上から2番目の糸をつかみ、手前にひきだす。

 



7.中指、薬指と小指をはずして、親指でひきだした輪に向こうからいれてつかむ。親指をはずす。



8.中指で、人差指の下側の2本の糸の手前側を通って、人差指の向こうの上の糸をつかみ、ひきだす。

 

9.薬指と小指をはずして中指の輪にいれる。



10.上の2本の糸のうち、「正解」を選んで人差指で向こう側からとるとできあがり。



 嵐雲(2個)
6〜10を繰り返すと雲の数がどんどん増えていきます。

 嵐雲(3個)

 嵐雲(4個)

 嵐雲(5個)

 嵐雲(6個)

 嵐雲(8個)

 嵐雲(10個)

メモ:
(a) 仕上げで、一番上の糸を人差指に巻きつけることにより、糸の張りを調節できる。
(b) 嵐雲の数が増えて窮屈になってきたら、8.で中指でつかんだ糸を人差指からはずしてよい。

参考資料:j1, j4, e1, w1, w3, w5
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