「2段ばしご」から1段ばしごと3段ばしご

「2段ばしご」のおさらいをしたあと、輪のねじりを入れて1段ばしごと3段ばしごを作りましょう。
 また、ポピュラーな(最後に手をひねる)1段ばしごと3段ばしごの作り方も載せておきます。

2段ばしご

1.基本形から親指をはずす。

2.親指で他の糸をこえて小指の向こうの糸をとる。



3.人差指にかかっている輪を広げて親指にもかけ、その下の親指の糸をはずす。

  

4.親指と人差指の間にできた三角形に人差指を上から入れて、



小指の糸をはずしながら手を向こうに向けて、できあがり。このとき人差指の輪は自然にはずれる。

 2段ばしご

仕上げの手順(3〜4)はOsage extensionと呼ばれます。

1段ばしご

2段ばしごの1と2の間に操作を加えることにより1段ばしごを作ることができます。

1.基本形から親指をはずす。

2.右手の人差指の輪を手前側に一回転(360度)させる。

3.右手の小指の輪を手前側に一回転(360度)させる。

4.親指で他の糸をこえて小指の向こうの糸をとる。

5.2段ばしごの3〜4を行う(Osage extension)。

 1段ばしご

3段ばしご

同様な方法で、3段ばしごを作ることもできます。

1.基本形から親指をはずす。

2.「左手」の人差指の輪を手前側に一回転(360度)させる。

3.「左手」の小指の輪を手前側に一回転(360度)させる。

4.親指で他の糸をこえて小指の向こうの糸をとる。

5.2段ばしごの3〜4を行う(Osage extension)。

 3段ばしご

メモ:
(a) 3段ばしごでは輪の回転方向は向こう側でもかまいません。
(b) もし、輪のねじりを両方の手に対して行うと4段ばしごができます。
(c) 基本形を作るときに、人差指で手のひらの糸を取る順番を左右逆にすると、
 左手の親指の輪と人差指の輪の回転で1段ばしごに、右手の親指の輪と人差指の輪の回転で3段ばしごになります。

1段ばしごファミリー(最後に片手をひねるタイプ)

1段ばしごと3段ばしごに関しては有名な手法です。さらに輪の回転を加えることによりダイヤの数を変えることもできます。

1段ばしご

1.親指だけに輪をかけて、小指で親指の向こうの糸をこえて手前の糸をとる。

2.人差指で反対の手のひらの糸を互いにとる。
 (基本形とは親指の輪が半回転ねじれているところだけ異なる)

3.小指をはずす。



4.小指で人差指の輪をこえて親指の向こうの糸をとる。

5.Osage extensionを行いつつ、

6.左手を向こう側に半回転ひねる。

 1段ばしご

3段ばしご

1.基本形から小指をはずす。

2.小指で他の糸をくぐり親指の手前の糸をとる。

3.親指をはずす。

4.親指で人差指の輪をこえて小指の手前の糸をとる。

5.Osage extensionを行いつつ、

6.左手を向こう側に半回転ひねる。

 3段ばしご

ダイヤの数を変える

1段ばしごの3と4の間で、親指と人差指の輪を向こう側に一回転させると以下のように変わります。
  右手だけ → 2段ばしご
  左手だけ → 4段ばしご
  両手とも → 3段ばしご

3段ばしごの3と4の間で、人差指と小指の輪を手前側に一回転させると以下のように変わります。
  右手だけ → 4段ばしご
  左手だけ → 2段ばしご
  両手とも → 1段ばしご

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